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新聞から言葉をえぐる(8月30日~9月5日)

「人為起源のMPがこれほど大量に深海に沈降しているとは驚きだ。まさにちりも積もれば山となる」=8月30日付『毎日新聞』

 房総半島沖の深海に年間推定2万8000トンものマイクロプラスチック(MP)が沈んでいるとの観測結果を、海洋研究開発機構の研究チームが明らかにした。チームの池上隆仁・副主任研究員が。

「最も重要な決定を下すとき、異なる見解や経験を持つ人がテーブルにつくのが重要だ」=30日付『日経新聞』夕刊

 11月の米大統領選に向け、民主党候補のハリス副大統領は米CNNテレビのインタビューで、当選した場合には閣僚に共和党員も起用する考えを明らかにした。

「言い過ぎた面もあったかもしれない。反省して襟を正していきたい」=31日付『毎日新聞』

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委)は斎藤知事本人を証人尋問した。職員から厳しい叱責などの指摘が相次いでいることについて、斎藤氏が。

「国が行う備蓄は、不作などで年間を通じて供給不足が見込まれる場合に備えているものだ」=31日付『読売新聞』

 坂本哲志農相が記者会見で、コメの品薄を受けて政府備蓄米の放出を求める声があることに対し、慎重な姿勢を改めて示して。

「Xはブラジルに『無法地帯』を作るため行動した」=31日付『日経新聞』夕刊

 ブラジル最高裁は、「X(旧ツイッター)」の国内利用を禁じる命令を出した。法定代理人をブラジル国内に置くようXに命じたが、オーナーのイーロン・マスク氏が応じなかったことを理由にした。モラエス判事が命令の書面で。

「本当に俺かと思った。金は予想しなかった」=9月2日付『読売新聞』

 パリ・パラリンピックの競泳男子50メートル自由形(視覚障害S11)で、木村敬一(33)=東京ガス、写真=が25秒98で金メダルに輝いて。

「『誹謗(ひぼう)中傷は駄目だ』とむしろ総理のような人がはっきり言わないといけない」=2日付『毎日新聞』

 自民党総裁選への立候補を表明している河野太郎デジタル相=写真=がフジテレビ番組で、自身のXでの「ブロック機能」の使用について、首相になった場合も継続する考えを示して。

「不記載が違法だと思っていた所属議員は誰もいなかった」=3日付『毎日新聞』

 自民党麻生派の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、麻生派に所属していた元議員が取材に対し、2017年以前の派閥のパーティー収入のうちノルマ以上に売った分の資金を、政治資金収支報告書に記載しない裏金として扱っていたことを認めて。

「米国で所有され、運営され続けるべきだ」=3日付『朝日新聞』夕刊

 ハリス米副大統領が、大統領選の激戦州の東部ペンシルベニア州ピッツバーグで労働組合に向けた集会を開き、日本製鉄によるUSスチール買収に反対する姿勢を示して。

「ハマスにとって再武装のためのパイプラインだ」=4日付『毎日新聞』

 パレスチナ自治区ガザ地区の停戦交渉をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相が会見で、ガザとエジプトの境界地帯について、軍の駐留を継続する必要があると主張して。

「これだけ広い島で1万匹をゼロにすることは世界でも前例がない。ここにしかいない生き物を守れたことに意義がある」=4日付『読売新聞』

 侵略的外来種のフイリマングースについて、環境省は鹿児島県・奄美大島での「根絶」を宣言した。ピーク時には推定1万匹に増えていた。有識者検討会座長の石井信夫・東京女子大名誉教授が。

「我々は、燃料の十分な供給を望むモンゴルの友人たちの要望にいつも応えてきた」=5日付『毎日新聞』

 国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているロシアのプーチン大統領がICC加盟国のモンゴルを訪問したが、逮捕されることはなかった。プーチン氏がモンゴルのフレルスフ大統領との会談後、多くのガソリンやディーゼル油をロシアが供給していることに触れて。

「それぞれ1兆円停止し、新たな財源確保策で対応する」=5日付『朝日新聞』

 自民党の茂木敏充幹事長(68)=衆院栃木5区=が東京都内で会見し、党総裁選への立候補を正式に表明した。「増税ゼロ」を強調し、岸田政権が決めた防衛増税や子育て支援金の保険料負担増について「停止」を打ち出して。


週刊エコノミスト2024年9月24日・10月1日合併号掲載

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