新聞から言葉をえぐる(8月23日~8月29日)
「焦って進めて大きなトラブルになるよりは、安全、着実に進めることが必要だ」=8月23日付『毎日新聞』
東京電力は、福島第1原発の燃料デブリの初回収に向けた2号機での試験取り出しを、開始直前で中断し延期した。装置を押し込むパイプをつなぐ順番にミスがあった。小早川智明社長が記者団に。
「第4(最終)クオーターだ。点を取られたが、ボールを持って攻撃しているのは我々だ」=23日付『読売新聞』
米民主党の全国大会で、副大統領候補に指名されたウォルズ・ミネソタ州知事(60)が受諾演説を行い、選挙戦の現状をアメフトの試合にたとえて。
「当面はその動向を極めて高い緊張感を持って注視していく」=23日付『日経新聞』夕刊
日銀の植田和男総裁が衆院財務金融委員会の閉会中審査に出席し、足元の金融市場が引き続き不安定な状況にあるとの認識を示して。
「すべての米国人のための大統領になる」「強力な中間層を築くことが決定的な目標になる」=23日付『日経新聞』夕刊
米民主党の全国大会の最終日に、女性初の大統領を目指すハリス副大統領(59)=写真=が指名受諾演説に臨んで。
「時が止まったような感覚でした。こんなことって本当にあるんやって、ただただ感激していました」=24日付『朝日新聞』
第106回全国高校野球選手権大会の決勝で、京都国際が関東一(東東京)を延長十回タイブレークの末に破り、春夏通じて初の優勝を果たした。小牧憲継監督=写真=が優勝の瞬間について。
「政策調整の時が来た」=24日付『毎日新聞』夕刊
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムで講演し、次回9月会合での利下げ実施を事実上明言して。
「勝利する現実的な道があるとはもはや思えない。選挙に残ることで激戦州で民主党を利する可能性が高い」=24日付『読売新聞』夕刊
米大統領選に無所属で立候補する意向を示していたロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)が、選挙運動を中止し、共和党のドナルド・トランプ前大統領を支持する方針を明らかにして。
「38年の政治生活の集大成として、これを最後の戦いとして全身全霊で臨んでいく」=24日付『日経新聞』夕刊
自民党の石破茂元幹事長(67)=衆院鳥取1区=は、自民党総裁選への立候補を地元の鳥取県八頭町で正式に表明した。
「ドジャースに来てからの、今のところ一番の思い出になっている」=25日付『読売新聞』
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が、ロサンゼルスでのレイズ戦の四回に二盗を決め、九回にサヨナラ満塁本塁打を放って、メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」を達成して。
「制裁が発動されれば、裁判官、検察官が制裁対象となり、ICCは立ちゆかなくなる」=27日付『朝日新聞』
国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長が一橋大で講演。ICCがイスラエル首脳らに逮捕状を請求したことを受け、米下院がICC関係者への制裁法案を可決したことに危機感を示して。
「不記載額を返還することで、けじめとして前に進んでいきたい」=28日付『毎日新聞』
河野太郎デジタル相(61)が国会内で記者会見し、3回目となる自民党総裁選への出馬を表明。派閥の裏金事件をめぐり、政治資金収支報告書への不記載があった議員に対して不記載相当額を国庫に返納させる考えを示して。
「重要なのは、世界中の他の経済圏と協力して実施していくことだ」=28日付『毎日新聞』
カナダ政府は、中国から輸入される電気自動車(EV)に100%の追加関税を課すと発表した。過剰生産でEV市場の公平な競争環境をゆがめているとした。トルドー首相が会見で、欧米と足並みをそろえる考えを強調して。
「ここに本当に戻ってきたかった」=29日付『朝日新聞』
テニスの全米オープンの女子シングルス1回戦で、2年ぶりに復帰した大坂なおみ(フリー)が第10シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を破って。
「熟慮をしてきたが、代表選にチャレンジをする決意を固めた。再び首相を目指す決意だ」=29日付『朝日新聞』夕刊
立憲民主党の野田佳彦元首相(67)が地元の千葉県習志野市で記者団に、党代表選に出馬する意向を表明して。
週刊エコノミスト2024年9月17日号掲載
新聞から言葉をえぐる(8月23日~8月29日)