クウェート議会を解散したミシャル首長の手腕に期待する国民 アンドリュー・ウェザオール
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2024年5月、クウェートのミシャル首長は、議会を解散し、憲法の一部の規定を最長4年間停止すると決定した。23年12月に即位したミシャル首長は、議会の承認なしで政策を行うことが可能になった。国内外で反発の動きはない。
クウェートは世界第10位の石油生産量を有し、GDPの約50%、歳入の85%を石油収入が占める。しかし、近隣のアラブ首長国連邦やサウジアラビアには経済発展で後れを取っている。理由の一つは統治体制にある。首長が首相や重要閣僚の任命権を持つが、政…
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週刊エコノミスト
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