新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

ソウルの韓屋街で観光公害対策の過料規制導入へ 中村公

多くの観光客が訪れる北村の韓屋街 (NNA撮影)
多くの観光客が訪れる北村の韓屋街 (NNA撮影)

 伝統家屋「韓屋」が建ち並ぶソウル市内の北村(鍾路区)で、「オーバーツーリズム」(観光公害)問題が深刻化している。自治体は過料を科す規制の導入に乗り出すが、政策的効果は不透明だ。

 北村は、昔の両班(ヤンバン)(貴族)が住んでいた街で今も伝統家屋が軒を連ねる。鍾路区によると、2023年の訪問者数は約664万人に上り、北村の住民数(6108人)の1000倍以上の観光客が訪れた。

「日増しに住みづらさを感じている」。長年北村で暮らすソン・グッカンさんはこう話す。騒音やごみのポイ捨てに加え、玄関を開けていれば観光客が勝手に入り込んで来る。ソンさんは「古くからの住民が次々と引っ越してしまう」と嘆く。

残り274文字(全文571文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事