トランプ次期政権の弱点は金利上昇 市岡繁男
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トランプ次期大統領は前回の就任中、選挙前の公約をほぼ実現した。今回も難易度が高い公約の実現にまい進するだろう。公約の一つはウクライナ戦争を直ちに終わらせるというもの。世界大戦に発展しかねないこの戦争を終えることができれば大変な偉業となる。
問題は経済関係の公約だ。トランプ氏は選挙中、全ての輸入品に1~2割(中国製品は6割)の関税を課す代わりに、所得税を廃止すると語っている。しかし今の米国は製造業の基盤が弱く、貿易相手国も報復関税を課すだろうから、物価上昇が止まらなくなる恐れがある。そん…
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週刊エコノミスト
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