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週刊エコノミスト Online 編集後記

谷道健太/平野純一

 大学時代に飲酒や麻雀を楽しんだ友人がいる。卒業してから30年近くたって再会した彼は、ある中央省庁に勤める役人になっていた。

 役所に命じられて米国の大学院に留学したことがあるという。東京の米大使館に留学ビザを申請すると、「あなたは米国籍だから受理しない」。あわてて米国のパスポートを申請し、何年か滞在したそうだ。

 半世紀前、彼の父親は転勤で米国に渡り、友人はその間に現地で生まれた。米国法によれば、米国で生まれた人は米国籍を得る。友人がビザ申請書の出生地に米国と記入したことから、米大使館は申請を拒んだ。かくして日本の国家公務員ながら、米国人として米国に住むという不思議なことになったという。

 日本中に何万人もいるかもしれない似た境遇の人たちは、11月の米大統領選の日、どんな思いで過ごしたのだろうか。

(谷道健太)

 通勤で使うJR中央線にグリーン車が連結され始めた。まだ一部の編成だが、来年春には全編成に連結される。今はお試し期間でグリーン料金なしで乗れるので数回乗ってみた。

 当たり前だが快適だ。これなら通勤がずいぶん楽になると思う。グリーン料金を払うようになると、私の通勤区間はスイカ使用で750円。ただ中央線には特急車両の「はちおうじ」や山梨・長野方面に向かう特急もある。チケットレス予約なら追加料金は660円。特急車両だから普通席でも通勤列車のグリーン席と大差ない。

 首都圏では、東海道線、宇都宮線、常磐線などですでに通勤列車にグリーン車は連結されている。中央線は後発だ。

 東海道線などに比べて駅間が短い中央線で追加料金を払って乗る人がどれくらいいるか、来春以降の利用率が気になる。

(平野純一)

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