新聞から言葉をえぐる(10月25日~11月7日)
「もし画像があるのならそれは何かを反映している」=10月25日付『日経新聞』夕刊
ロシアのプーチン大統領が記者会見で、北朝鮮の部隊がロシア領内にいるとされる画像があるとの質問に答えて。ウクライナでの「特別軍事作戦」をめぐる北朝鮮の派兵を否定しなかった。
「突然、このような資金を振り込まれても、正直、ありがた迷惑な話だ」=26日付『毎日新聞』
自民党派閥裏金事件を受け、衆院選で非公認となった萩生田光一元政調会長がX(旧ツイッター)で、自身が代表を務める自民党東京都第24選挙区支部に政党交付金2000万円が交付されたことを確認したと明らかにして。
「女性として、検事としての尊厳を踏みにじられ、身も心もぼろぼろにされた」=26日付『朝日新聞』
部下に性的暴行をしたとして準強制性交等罪に問われた元大阪地検検事正、北川健太郎被告(65)の初公判が大阪地裁で開かれ、北川被告は起訴内容を認めた。被害者の女性検事が会見して。
「言葉の限りを尽くして説明したつもりだが、信頼を得るには至らなかった」=28日付『毎日新聞』
衆院選が投開票された。自民、公明両党は議席を大きく減らして過半数を割り込み、大物政治家の落選も相次いだ。東京7区で落選した元五輪担当相の丸川珠代氏=写真=が、「政治とカネ」の問題が大きく影響したとの認識を示して。
「(野党の)政策について、私どもの足らざるところ、改めるべきところは積極的に取り入れていきたい」=29日付『朝日新聞』
衆院選から一夜明けて石破茂首相(自民党総裁)が党本部で会見。続投に意欲を示したうえで、野党と政策協議に臨む考えを示して。
「違憲、という言葉が聞けた。生きててよかった」=31日付『朝日新聞』
同性同士の婚姻を認めていない現行の民法と戸籍法が憲法に反するかが争われた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は、法の下の平等を定めた憲法14条と、個人の尊厳と両性の平等に基づいた家族法の制定を求める24条2項に違反すると判断した。原告の小川葉子さんが判決後の会見で。
「衆院選は党にとって非常に厳しい結果となった。全て私の責任だ」=11月1日付『読売新聞』
公明党の石井啓一代表は党中央幹事会で、衆院選での自身の落選や議席の大幅減の責任を取り代表を辞任すると表明した。
「全くやらないということであれば、当然協力できない。そのときは予算も法律も通らないということだ」=1日付『日経新聞』
自民党と国民民主党は、法案や予算案など個別政策ごとに両党間で協議を進める方針で合意した。国民民主の玉木雄一郎代表が記者団に、所得税の基礎控除引き上げが協力の条件だと強調して。
「トヨタの最も重要な提供価値は交通事故ゼロの社会に貢献するとともに、すべての人に移動の自由をお届けすること」=1日付『毎日新聞』
トヨタ自動車とNTTは、交通事故を減らすための高速通信システムなどを活用した自動運転支援技術の開発で連携すると発表した。トヨタの佐藤恒治社長が会見で。
「いい終わり方ができて、最高のシーズンだった」=1日付『朝日新聞』
米大リーグのワールドシリーズで、大谷翔平と山本由伸が所属するナ・リーグのドジャースがア・リーグのヤンキースを4勝1敗で破り、4年ぶり8度目の制覇を果たした。メジャー7年目で悲願を達成した大谷が。
「1998年に優勝してから勝てずに、もう一度という気持ちだった」=4日付『毎日新聞』
プロ野球の日本シリーズは、DeNAがソフトバンクに2連敗から4連勝し、26年ぶり3度目の日本一を達成した。リーグ3位からの日本一は2010年のロッテ以来2度目。DeNAの三浦大輔監督=写真=が。
「すべてを『米国第一』にすることから始める」=7日付『読売新聞』
米大統領選が投開票され、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)に勝利し返り咲くことが確実になった。トランプ氏が6日未明、フロリダ州で支持者を前に演説し、勝利宣言して。
「私は多くの人が暗黒の時代に突入しつつあると感じていることは理解しているが、そうではないことを願っている」=7日付『毎日新聞』夕刊
ハリス米副大統領が6日、首都ワシントンで演説し、大統領選での敗北を認めて。
週刊エコノミスト2024年11月26日号掲載
新聞から言葉をえぐる(10月25日~11月7日)