インドで本醸造しょうゆ完成 ちば醬油が技術支援 香遠優太
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千葉県香取市の「ちば醤油」が技術支援した本醸造しょうゆがインドで完成した。国際協力機構(JICA)の支援事業の一環で行った実証事業で、首都ニューデリーの地場企業が生産した。
インドで原材料の調達や、こうじ造り、発酵・熟成を含む生産の可能性などを検証。ちば醤油が技術支援し、地場企業がこうじ菌以外の材料を現地調達して、約330リットルを仕込んだ。菌を培養するために必要な温度・湿度を保てる室内で生産し、問題はなかったという。
本醸造しょうゆの生産技術支援はインドで初めて。提携した地場企業は、国内で生産体制を整えることで価格競争力を得られるため、事業化を前向きに検討している。ちば醤油は今後も支援を続けたい考えだ。
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週刊エコノミスト
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