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ブラジルの今年の休眠預金 個人最高額は約3億円 松本浩治

ブラジルのレアル硬貨。預金残高がもともと少なく、口座の存在を忘れている人も多い(筆者撮影)
ブラジルのレアル硬貨。預金残高がもともと少なく、口座の存在を忘れている人も多い(筆者撮影)

 個人や法人が、銀行などの金融機関に放置している「休眠口座(休眠預金)」。ブラジル中央銀行(BCB)によると、今年10月現在の総額は約86億レアル(約2300億円)に上っている。その全額がブラジル政府の国庫に繰り入れられることになっており、BCBが償還期間を設けて10月までの受け取りを呼び掛けていた。

 休眠預金の内訳は、個人が4200万人、法人が360万団体で、閉鎖したつもりの預金や、退職積立金、余剰配当金などさまざまだ。償還期間中の受取額の最高は、個人が1120万レアル(約3億円)、法人は3040万レアル(約8億円)だった。一方、個人の8割近く(約3300万人)は10レアル(約270円)未満という少額で、1000レアル(約2.7万円)以上を受け取れる個人は94万人と、全体の2.2%に過ぎなか…

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