NYフィルの演奏者報酬が全米トップ級に 伊熊啓輔
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ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ(NYP)は、アメリカ最古のオーケストラとして長い歴史を持つが、近年ではボストン、シカゴ、ロサンゼルスといった他都市のメジャーオーケストラに比べ演奏者の給与が低く抑えられていた。この給与格差が優秀な人材の流出を招き、楽団の競争力低下を起こしていた。
しかし、2024年9月に新たな労働契約が締結され、今後3年間で30%の賃上げが実施される。26年シーズンには基本給(年収)が現在の約15万3000ドル(約2400万…
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週刊エコノミスト
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