教養・歴史 書評

『ブラジルが世界を動かす』 宮本英威著 平凡社新書 1210円

『ブラジルが世界を動かす』 宮本英威著 平凡社新書 1210円

 1895年にフランス・パリで修好通商航海条約を結んで以来、ブラジルと日本の外交関係は2025年で130周年を迎える。ブラジルに移住した日本人も多く(外務省の24年4月の発表では推定270万人)、関係は深い。そのブラジルが、駐在歴7年半の著者によると近年、大きな発展を遂げているという。米中が対立するなか、独自の立ち位置を模索して新たな国際秩序の確立をめざす姿勢や、国民総電子決済化に向けたIT技術の飛躍などを解説する。(K)


週刊エコノミスト2025年1月14・21日合併号掲載

『ブラジルが世界を動かす』 宮本英威著 平凡社新書 1210円

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

1月14日・21日合併号

中国・動乱前夜16 学生20万人が深夜サイクリング 指導部が警戒する「動乱」の兆し■安藤大介19 インタビュー 柯隆 東京財団政策研究所主席研究員 米中対立は激化必至 習政権に解見つからず20 経済成長 GDP押し下げるトランプ関税 長引く不動産不況に追い打ち ■三浦 祐介22 消費不振長期化 不動 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事