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干ばつのブラジルで農産物被害 オレンジは病害も 松本浩治

不作が続き、値上がりが収まらないブラジル産オレンジ (筆者撮影)
不作が続き、値上がりが収まらないブラジル産オレンジ (筆者撮影)

 ブラジル産オレンジの不作が深刻だ。2024、25年産の生産量は、約2.2億箱(1箱=40.8キロ)となり、前年同期より約3割減る見込みだ。

 主要生産地のサンパウロ州で猛暑や雨不足が続くとともに、亜熱帯の柑橘(かんきつ)類に発生する重要病害「カンキツグリーニング病」の流行が原因とみられる。

 不作で打撃を受けたのはオレンジジュースだ。24年7月に輸出された濃縮オレンジ果汁は5万3400トンで、前年同…

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