テクノロジー図解で見る電子デバイスの今

パワー半導体、産業機器で大きな需要=津村明宏 電子デバイスの今/17

    大電力を制御するパワー半導体には弁当箱くらいのサイズもある(写真は三菱電機の6.5kV耐圧フルSiCパワー半導体モジュール開発品)
    大電力を制御するパワー半導体には弁当箱くらいのサイズもある(写真は三菱電機の6.5kV耐圧フルSiCパワー半導体モジュール開発品)

    電力を制御する「パワー半導体」は産業機器や電気自動車向けに大きな需要が見込まれる

    日本、ドイツ、米国勢が先行

     半導体には、データを格納する「メモリー」、複雑な計算をする「ロジック」、発光する「LED」や「レーザー」、電子の目と呼ばれ写真や動画などを撮影できる「イメージセンサー」などさまざまな種類があるが、今後の需要増加が期待されるものの一つに「パワー半導体」がある。

     パワー半導体とは、主に電力を供給・制御する役割を果たす。交流を直流に変換したり(その逆もある)、電流の周期を変えたり、電圧を下げたり、バッテリーに充電したり、といった用途に使われる。扱う電力の大きさによって半導体の種類も異なるが、一般的にパワー半導体といえば、新幹線や電車を動かしたり、風力発電の風車に使われたり、大型の産業機械を動作させたりといった、かなり大きな電力を扱うケースを指す。

    残り3093文字(全文3471文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    5月4日・11日合併号

    日本経済大復活第1部14 ワクチン接種で需要大爆発も 「28兆円」が潤す観光や外食 ■神崎修一/桑子かつ代/斎藤信世17 インタビュー 渡辺努 東京大学 経済学部教授 「コロナ版『渋滞予測』で消費と感染防止の両立を」18 カード情報からみる国内消費 旅行、娯楽、外食に明るい兆し ■編集部20 小売り [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事