テクノロジー図解で見る電子デバイスの今

パワー半導体、産業機器で大きな需要=津村明宏 電子デバイスの今/17

    大電力を制御するパワー半導体には弁当箱くらいのサイズもある(写真は三菱電機の6.5kV耐圧フルSiCパワー半導体モジュール開発品)
    大電力を制御するパワー半導体には弁当箱くらいのサイズもある(写真は三菱電機の6.5kV耐圧フルSiCパワー半導体モジュール開発品)

    電力を制御する「パワー半導体」は産業機器や電気自動車向けに大きな需要が見込まれる

    日本、ドイツ、米国勢が先行

     半導体には、データを格納する「メモリー」、複雑な計算をする「ロジック」、発光する「LED」や「レーザー」、電子の目と呼ばれ写真や動画などを撮影できる「イメージセンサー」などさまざまな種類があるが、今後の需要増加が期待されるものの一つに「パワー半導体」がある。

     パワー半導体とは、主に電力を供給・制御する役割を果たす。交流を直流に変換したり(その逆もある)、電流の周期を変えたり、電圧を下げたり、バッテリーに充電したり、といった用途に使われる。扱う電力の大きさによって半導体の種類も異なるが、一般的にパワー半導体といえば、新幹線や電車を動かしたり、風力発電の風車に使われたり、大型の産業機械を動作させたりといった、かなり大きな電力を扱うケースを指す。

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