ミニLEDはいまや有機EL並みでバックライトへ採用進む=津村明宏 電子デバイスの今/20
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有機EL並みのコントラスト実現
発光ダイオード(Light Emitting Diode=LED)は、電気が流れると「光る」半導体である。このLED市場において、ミニLEDの実用化が本格的に始まった。ミニLEDとは、既存のLEDチップよりもサイズが小さいLEDを指す。具体的には、既存のLEDチップが300~350マイクロメートル角であるのに対し、ミニLEDは100~200マイクロメートル角であり、チップの面積が従来の半分以下と小さいのが特徴だ。ちなみに、このミニLEDよりもチップサイズが小さい(数十マイクロメートル角)のLEDをマイクロLEDと呼んで区別している。マイクロLEDのチップ面積は、既存LEDの100分の1ほどになる。連載一覧
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週刊エコノミスト
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