テクノロジー図解で見る電子デバイスの今

EV用電池の本命「全固体電池」 2019年から量産化=東哲也 電子デバイスの今/21

    TDKの全固体電池「CeraCharge」(同社提供)
    TDKの全固体電池「CeraCharge」(同社提供)

     ノートパソコン(PC)、タブレット、スマートフォン(スマホ)、車載用、定置用電源など、さまざまな用途で使われるリチウムイオン電池(LiB)。調査会社の富士経済によると、2016年世界市場は前年比23・3%増の2兆2323億円。25年には4倍の8兆2035億円規模に拡大すると予測している。そのポストLiBとして期待されているのが全固体電池だ。リチウム空気電池、マグネシウム電池、ナトリウムイオン電池なども有望視されているが、実用化に向けては技術面の課題が多い。これに対し、全固体電池は早ければ19年から本格的に量産化される勢いだ。国内ではトヨタ自動車、日産自動車、ホンダの国内自動車大手3社などが開発を進めており、トヨタは20年代早期にも自動車に搭載すると発表している。村田製作所、TDK、太陽誘電といった電子部品大手、パナソニック、旭化成、日立化成、出光興産、クラレ、三井金属、オハラなども意欲的だ。一方、海外では韓国のLGケミカルやサムスン電子、中国のCATLやBYDといった強豪LiBメーカーも開発している。

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