経済・企業学者が斬る・視点争点

会計能力重視されない日本=澤邉紀生

    4カ国の修士課程の専攻分野(学位取得者)
    4カ国の修士課程の専攻分野(学位取得者)

     欧米の会計学者と交流していると「アカウンティングスクール(会計系の学部・大学院)はキャッシュカウ(金のなる木)で(他学部に)予算を献上している」といった話が冗談半分で話題になる。実際、欧米ではビジネススクールの規模が日本よりもはるかに大きく、そのなかでもアカウンティングスクールの学生数は、学部・大学院ともに驚くほど多い。

     図は日米英仏の専攻分野別の修士課程学位取得状況を示している。日本を除く3カ国で最も大きいのはビジネススクールやロースクールなど法律経済分野(約35%)であるのに対して、日本は工学分野(40%)が一番大きく、法経分野は10%に過ぎない。

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