新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワシントンDC

WASHINGTON D.C. 子どものみの夏キャンプ 自立を促す一大産業=小林知代

IT関連のプログラムも人気だ(Bloomberg)
IT関連のプログラムも人気だ(Bloomberg)

米国は、6月初旬から8月末にかけて3カ月近くの長い夏休みのまっただ中だ。親にとっては、子どもたちに何をさせるか、どう有意義に過ごさせるか、頭の痛い課題である。

 解決策のひとつに、サマーキャンプがある。野球、バスケットボール、水泳などのスポーツ系、川下り、ロッククライミングなどのアウトドア系、アートやジャズバンドなどの芸術系、そして算数・数学、ライティングなどのお勉強系まで、実にメニューが豊富である。日帰り、お泊まり、1日のみから2カ月間泊まりっぱなしという長期滞在型まで、その数は1万2000種類もあると言われる。人気のキャンプはすぐに満員御礼になるので、1月にはその年の夏にどのキャンプに入れるかを決めなければならない。

 サマーキャンプは、米国の一大産業となっており、市場調査会社によると年間38億ドル(約4100億円)規模で毎年2%弱の伸び率だという。小学生から高校生まで幅広い層を扱っており、近年は内容も高度化している。

残り1006文字(全文1421文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事