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国際・政治 東奔政走

見えない安倍外交の対中姿勢 「第5の文書」は策定できるか=及川正也

日中平和友好条約締結40周年記念・李首相歓迎レセプションで乾杯する中国の李克強首相(左)と安倍晋三首相(5月10日)
日中平和友好条約締結40周年記念・李首相歓迎レセプションで乾杯する中国の李克強首相(左)と安倍晋三首相(5月10日)

 日本と中国は8月12日、平和友好条約に調印してから40周年を迎えた。

 条約は2カ月余り後の10月23日に発効された。日中が国交正常化した日中共同声明からは昨年9月に45周年を迎えている。2012年の日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化に対する中国の反発で冷却していた日中関係だが、昨年来、改善に向けて動きが加速している。

「不惑の年を迎えた中日関係は風雨による曲折を経て、少しずつ成熟に向かいつつある。中日関係の次の40年は必ず良くなると確信している」

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