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国際・政治 東奔政走

「現職vs挑戦者」は怨念の構図 論戦提起力問われる自民党総裁選=人羅格

桜島をバックに次期総裁選への出馬を表明する安倍首相=鹿児島県垂水市海潟の垂水市漁協で2018年8月26日午後3時47分、新開良一撮影
桜島をバックに次期総裁選への出馬を表明する安倍首相=鹿児島県垂水市海潟の垂水市漁協で2018年8月26日午後3時47分、新開良一撮影

首相優位の構図とは裏腹に、切迫感のある戦いである。9月20日投開票の自民党総裁選は安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなる見通しだ。地方組織を重視してドブ板的戦術で支持の掘り起こしを図る首相と、記者会見を通じた発信に努める石破氏。対照的なスタイルで党員票を巡る攻防が進む。

来夏まで続く戦い

 6年ぶりの選挙にふさわしい論戦が本当に行われるのだろうか。そんな不安を抱かせる首相の鹿児島での出馬表明だった。

 現職首相として「10年政権」を目指すのだから、本来であれば記者会見でビジョンを語り、記者の質問に応じてしかるべき場面だった。

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