国際・政治東奔政走

安倍氏「勝敗ライン」は党員票の7割か 依然、注目される小泉進次郎氏の動向=佐藤千矢子

国会改革について発言してきた小泉進次郎氏(中央)。総裁選でもその行動への関心が高まる(6月27日撮影)
国会改革について発言してきた小泉進次郎氏(中央)。総裁選でもその行動への関心が高まる(6月27日撮影)

 安倍晋三首相(63)を取り巻く一部の人たちは盛り上がっているが、その他大勢の人たちはどこか冷めているような、そんな不思議な自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)が幕を開けた。

 安倍首相と石破茂元幹事長(61)の一騎打ちは、首相の総裁3選が有力だが、首相が予想通り勝つと想定した上で、問題は首相の「勝ち方」、石破氏の「負け方」だ。

 安倍首相は、国会議員票(405票)の7割以上を早々と固め、カギを握るのは党員票(405票)。勝敗ラインについて、首相周辺は「党員票を国会議員票並みに取りたい」という。つまり党員票でも7割以上を目指している。

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週刊エコノミスト

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