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内向きのFRBが世界最大の不安定要因

    FRBの金融政策は、新興国にとって「意図しない引き締め効果」をもたらしている(Bloomberg)
    FRBの金融政策は、新興国にとって「意図しない引き締め効果」をもたらしている(Bloomberg)

    金融引き締めはもともと「遊びの大きいブレーキ」と言われ、効果が表れるまでに通常半年から1年かかると見られている。しかも、2015年12月から開始した米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げや、昨年10月から開始した保有資産の段階的圧縮は、FRBによると金融政策の「正常化」、つまり段階的に緩和を解除していく段階で、利上げはしても依然として緩和的だ、と認識される。だから景気やインフレを抑制するような引き締め効果は、はなから期待していないことになる。

     しかし、FRBの認識がどうであれ、蛇口全開の状況から蛇口を絞るようになった点で、これは引き締めへの政策転換にほかならない。特に大国の中央銀行であるFRBの政策は、資本の流出入を通じて新興国を中心に海外にも影響する。

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