経済・企業学者が斬る・視点争点

「社会的比較」で省エネ継続=溝渕健一

    図1 日本は05年と13年で変化のないCO2排出量の大幅削減を掲げる
    図1 日本は05年と13年で変化のないCO2排出量の大幅削減を掲げる

     運動や健康的な食事、禁煙などの行動は、その人の将来の健康状態を良い方向に向けることが期待できる。しかし、将来の健康状態の向上を期待して始めたダイエットなども、それほど長くは続かず、途中でやめてしまう人の方が多いのではないだろうか。人は自分の将来像を思い描くのは得意だが、そこに向けての過程の大変さにはあまり注目しないか、もしくは過小評価する傾向があるためだ。

     健康状態は個人の課題であることが多いが、こうした行動の継続性の問題が、国の定めた目標の達成を困難にするケースもある。その一つに省エネルギー行動がある。省エネ行動とは、地球温暖化やエネルギー問題、電力不足問題などに対して、国や地域単位で継続的に取り組んでいく必要がある行動である。

    残り2373文字(全文2693文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    3月10日号

    中国発世界不況 新型コロナショック20 連鎖する“新型肺炎ショック” 日経平均「1万4000円」も ■岡田 英/浜田 健太郎24 自動車 中国ディーラーの7割「客ゼロ」 ■鈴木 貴元25 ハイテク PC・スマホの期待感しぼむ ■大山 聡26 インバウンド 中国客40万人減が日本の景気冷やす ■横山  [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット