アマゾン成長支える仲介ビジネス=渡辺誠
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現状の独禁法に抵触しない
電子商取引(EC)の巨人、米アマゾンが7月28日発表した2018年4~6月期(第2四半期)決算では、ネット通販事業のうち、直販による売上高が271億ドル(約2兆9800億円)、前年同期比14%の伸び率であったのに対し、アマゾンが他の小売業者にECプラットフォーム(基盤)を提供する「マーケットプレイス事業」の収入は、97億ドル(約1兆670億円)、同39%の伸びだった。
EC基盤事業の急成長が最近の小売市場の発展、ひいては仲介という経済行為の本質を考えるヒントを与えてくれる。
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週刊エコノミスト
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