データとAIで“物流危機”と戦う 上ノ山慎哉 スタークス社長
有料記事
購買データと人工知能(AI)による需要予測を武器に、ネット通販などを手掛ける「Eコマース(電子商取引=EC)事業者」の物流コストを削減するプラットフォーム「クラウドロジ」を展開する。現在、国内数百社が利用している。
2012年に28歳で起業しました。きっかけは11年の東日本大震災です。「自分だっていつ起業に挑戦できなくなってもおかしくはない」と思いました。
どの分野で起業するか決めかねていた時、ある起業家の先輩からソフトバンク創業者の孫正義さんが28歳の時に行った講演のCDをもらいました。「経営者の仕事は、成長市場でシェアナンバーワンが狙え、かつ情熱を傾けられる領域を“土俵”に選ぶこと」という孫さんの言葉に強い説得力を感じ、最終的に選んだ土俵がECの「発送・配送」でした。
残り1185文字(全文1526文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める