デジタル動画市場がまた変革の時期を迎えている。同市場は、テープやＤＶＤなどハードタイプのソフトの売り切りやレンタルが中心だったが、インターネットを使った配信へと変化を見せてきた。カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く「デジタルエンターテイメントグループ」（ＤＥＧ）の調査によると、２０１５年を境に米国の両分野の市場シェアは逆転し、現在ではネット配信による形態が約75％を占めている。

　しかし、ここ１～２年でさらに変化が見られ、売り切りやレンタルの市場自体が縮小しているという。ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）と呼ばれ、見たい時に配信動画を購入、もしくはレンタルして視聴する方式も減少しているというのだ。