台湾 クラフトビール人気 ゆっくり楽しむ光景=井上雄介
有料記事
台湾で中小メーカーの「クラフトビール」が静かなブームだ。台北など大都市では100種類以上も並ぶ、専門のバーがあちこちにできた。
これまでビールといえば、国産の「台湾ビール」が代名詞。大衆食堂で大勢の仲間と、料理をもりもり食べながら豪快にあおるイメージだ。
クラフトビールのバーは、物静かでカフェのよう。台湾や欧米、日本のクラフトビールがびっしり並び、客の好みを聞いてマスターが選んでくれる。客は時間をかけて楽しんで飲む。台湾人のビールへの見方を変えつつある。
メーカーのまとめだと、クラフトビール愛好家の55%が女性で、年齢は30~40代に集中。黒ビールや、苦味の利いたインディア・ペール・エール(IPA)などが人気だそうだ。
残り313文字(全文627文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める