リーマン危機の教訓導き出した米金融危機調査委員会リポート=松田遼 偽りの世界好景気
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世界経済がリーマン危機の影響から依然として脱し切れていない2011年。米国議会に設置された「金融危機調査委員会」は18カ月余りを費やして、その原因を調査するために、当時の金融機関、当局関係者ら約700人の公聴会などでの証言をもとに、約600ページにおよぶ調査リポートを作成し、公表した。現在でも調査リポートは、ネット上に公開されている(http://fcic-static.law.stanford.edu/cdn_media/fcic-reports/fcic_final_report_full.pdf)。
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週刊エコノミスト
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