オリンパス中国贈賄疑惑 社外取締役や社外監査役も関与=編集部
有料記事
オリンパスの中国深セン工場(OSZ)が地元コンサルタント企業から、地元税関とのトラブルを解消した際に成功報酬として約束していた社員寮の譲渡を履行していないとして、寮の譲渡か現金約47億円の支払いを求め訴えられていた裁判は7月30日、深セン市中級人民法院がOSZに約34億円の損害賠償を命じる事態となった。
2011年10月に巨額の粉飾決算が発覚した同社は12年4月、メインバンクの三井住友銀行や三菱UFJ銀行から役員を受け入れ、さらに、取締役の過半数を社外取締役が占める先進的な企業統治体制を構築し、再建を図ってきた。それにもかかわらず、なぜ、こうした事態が繰り返されるのか。
残り2656文字(全文2945文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める