新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online チャイナウオッチ 中国視窓

チャイナウオッチ 国有企業強化の対米戦略 経済停滞への不安も=金子秀敏

 米国の対中関税攻勢に自由貿易体制擁護で対抗してきた中国の習近平国家主席が9月下旬、毛沢東の「一国社会主義」建設のスローガン「自力更生」を叫び、中国一国主義の考えを鮮明にした。

 米国も10月上旬、ペンス副大統領が演説で「中国共産党の浸透工作は米国の民主主義の脅威」と中国を政治的な敵対者と見なした。トランプ大統領も「習主席はもう友達ではないかもしれない」と語った。

 ついに米中対立は短期的貿易戦争から長期的冷戦状態に突入した、という認識が米中双方から出ている。とりわけ中国国内では、習主席の社会主義思想によって中国経済の停滞が決定的になるのではという不安が政府の一部からも出てきた。

残り1135文字(全文1426文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事