国際・政治

独バイエルン州議会選挙 政権与党のCSU大敗 メルケル政権に大きな打撃=森井裕一

 独産業の一大中心地バイエルン州で10月14日に実施された州議会選挙は、政権与党であるキリスト教社会同盟(CSU)が大敗する結果となった。CSUはメルケル政権を支えるキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党でバイエルン州のみに存在する。第4次メルケル政権はCDU、CSUと社会民主党(SPD)からなる大連立政権であり、CSUの敗北はメルケル政権にとって大きな打撃となった。

 CSUはバイエルン州において、一時期を除いて政権をほぼ常に単独で担ってきたが、今回の選挙の得票率は37・2%と前回の選挙から10・5ポイントも減り、連立を組まなければ政権を維持できない事態となった。

残り1249文字(全文1534文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事