経済・企業

見本市「シーテック」 医療も狙うコンビニ 目立つフィンテック=岡田英

ローソンの「ウォークスルー決済」の展示。商品の入った袋を持ってセンサーの前を通ると自動的に決済される(プレス公開日の10月15日)
ローソンの「ウォークスルー決済」の展示。商品の入った袋を持ってセンサーの前を通ると自動的に決済される(プレス公開日の10月15日)

 アジア最大級の家電やIT・電子技術の展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」が10月16~19日、千葉市の幕張メッセで開催された。昨年より約1割多い725の企業・団体が参加し、うち約半数が新規出展。主役は、あらゆる機器をネットワークにつなぐ「モノのインターネット(IoT)」技術。未来のコンビニのほか、二次元コード(QRコード)や生体認証によるキャッシュレス決済など、フィンテック関連の展示が目立った。

 初出展のローソンは2025年のコンビニをテーマに、客の表情や購買履歴から体調に合ったサラダを作るロボットや、医師の遠隔診療が受けられるスペースを設けた「未来の店舗」を展示。スマホに専用アプリを入れて入店し、商品を選んで出口近くのセンサーにアプリのQRコード画面をかざして出れば決済される「ウォークスルー決済」のコーナーも併設した。商品についた電子タグが出口で自動的に読み取られる仕組みで、人手不足の…

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