新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 特集

ソニー「『電子の眼』は車載用に本腰」清水照士・ソニー常務 最強!ニッポン電子部品

ソニーの半導体事業を飛躍させた「裏面照射型イメージセンサー」
ソニーの半導体事業を飛躍させた「裏面照射型イメージセンサー」

「電子の眼」は世界シェア5割超 カメラで鍛え車載用にも本腰

 ソニーは車載向けの需要拡大に対応し、イメージセンサーを中心に3年間で1兆円の設備投資を行う。

(聞き手=浜田健太郎・編集部)

 ソニーは40年以上にわたり、光を電気信号に変える「電子の眼」イメージセンサーの開発と製造に取り組んできた。1980年1月に世界初のCCD(電荷結合素子)カラーカメラを製品化。2008年には高感度とノイズ低減を両立した「裏面照射型CMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサー」の開発に成功。カメラの性能は飛躍的に向上したと自負している。

 現在の世界シェアは50%(17年で52%、IHSマークイット調べ)を超えている。研究開発も10年くらいの工程表をもとに技術を仕込む一方で、生産段階において歩留まりを高レベルで安定させ、品質を「暴れさせない」取り組みなどを継続することで経験を蓄積し、顧客から信頼を得てきたと思う。

残り962文字(全文1364文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事