インタビュー 家田明・マネーフォワードファイン社長 企業の資金繰りをAIで解決 元日銀マンの新しい挑戦
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クラウド会計大手のマネーフォワードが今年7月、企業の入出金情報をAI(人工知能)で審査し、融資するモデルの構築に乗り出すと発表した。この事業を担う新設の子会社「マネーフォワードファイン」の社長には、日銀出身の家田明氏が就任。東京都に貸金業の登録申請を予定する。
(聞き手=金山隆一・編集部)
── 日銀から転職を決断した経緯は。
家田 もともと会計や受発注のような生のデータをもとに融資を行う「トランザクション・レンディング」に可能性を感じていました。ここ数年、日銀の「金融高度化センター」で、企業の受注データに基づく信用力評価の研究を進め、従来の財務諸表と比べ、企業の実態をより正確に把握できるという成果を上げました。
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週刊エコノミスト
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