世界経済はいったん持ち直すも減速=足立正道
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今年の世界経済を語る上で大きなテーマは米国の独り勝ちであったが、この構図は年末にかけて、いい意味で崩れていくというのが当社のメインシナリオである。米国がやや減速する一方で、米国以外がやや持ち直すとみているからだ。ユーロ圏と日本は夏場に一時的な要因で鈍化したことから、年末にかけて持ち直しが期待され、既に回復を示唆する指標も観察されている。
ユーロ圏経済は年初から鈍化し、夏場にかけて減速が進んだが、この減速はドイツにおける自動車の排ガス規制による混乱が影響している。ドイツの自動車生産は7~8月に急落したが、10月には持ち直している(図1)。
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週刊エコノミスト
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