女性が働くと肉の消費が増える?=市岡繁男
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家計調査報告には衣食住のあらゆる支出金額が記載されている。興味深いことに、魚の消費額はずっと減っているのに対し、肉のほうは2013年から急増し消費額が逆転しているのだ(図1)。その理由として三つの仮説を立ててみた。
一つ目は消費者の嗜好(しこう)の変化。魚の消費額が減少している状況をみると、魚離れという傾向はありそうだ。だが、これは肉の消費額が13年から急増したこととは無関係だ。日本では加齢とともに肉から魚に好みが変…
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週刊エコノミスト
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