新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 コンビニ最終決戦

外国人店員に心ない言葉=芹澤健介

コンビニで働く外国人は増えている
コンビニで働く外国人は増えている

 国会では、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた議論が続いている。政府は「特定技能」という新たな在留資格をつくり、来年4月から最初の5年間で最大34万人の外国人労働者を受け入れるという。

 背景にあるのは、深刻な人手不足である。その不足を海外からの労働力で補おうとしているわけだが、日本にはすでに100万人以上の外国人労働者が暮らしている(厚生労働省によると、17年10月末時点で約128万人)。

 コンビニでも多くの外国人が働いているのは周知のとおり。彼らのほとんどは留学生だ。「原則週に28時間まで」という制限のもと、“資格外活動”としてアルバイトをしている。本来的な労働者ではない彼らが、私たちにとって一番身近な外国人労働者であること自体、現行制度に大きなゆがみがある証拠だろう。

残り1716文字(全文2056文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事