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週刊エコノミスト Online 挑戦者2018

北川烈 スマートドライブ社長 「いい運転」で“得”をしよう

北川烈 スマートドライブ社長(撮影=武市公孝)
北川烈 スマートドライブ社長(撮影=武市公孝)

 クルマに取り付けたデバイスを介して集まるビッグデータを解析し、さまざまなサービスを可能にするプラットフォームを開発・提供する。

(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/大堀達也・編集部)

 私たちが独自開発した小型の車載デバイスは、クルマに取り付けると多種多様な運転・走行のデータを取得します。

 例えば、運転手がどれくらいスピードを出したか、いつブレーキを踏んだかといったデータから、運転手がどんな時に危険な運転をしがちか、といった「癖」が分かります。これを運転診断ソフトで分析し、その結果を本人に見せることで交通事故を減らすことができます。実際、このような診断装置を取り入れたところ事故が2~3割減ったという海外の実験結果もあります。

 この技術は最近始めた高齢者の運転見守りサービスや、個人向けリース事業にも取り入れています。さらに、アクサ損害保険とともに保険商品も開発中です。損保会社は事故が減ると支払いが減るメリットがあります。

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