視界不良地帯1 通信機器を排除し合う米中 攻撃は劇場型から潜行型へ=山崎文明
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中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)が2018年12月5日、米司法当局の要請を受けたカナダ司法当局に拘束された。理由は、米国から制裁を受けているイランに違法に、同社が機器を輸出しているというものだ。
米政府は日本など同盟国に対しても、安全保障上の理由からファーウェイ製の情報通信機器の使用中止を要請しているとみられ、同7日には日本も政府調達から事実上、ファーウェイ製品を排除する方針を示した。
こうした米国の一連の行動は、インターネットを介して機密情報にアクセスしたり、情報操作を行って敵国を混乱させたりする「サイバー戦争」の攻防の実態を知ることなしには読み解けない。
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週刊エコノミスト
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