英国 やはり「安楽死は自殺ほう助」=竹鼻智
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神経疾患の「運動ニューロン病」のため首から下の動きを失った元大学講師、ノエル・コンウェイさんが自らの安楽死を認めるよう求めていた訴訟の上告審判決があり、英国高等裁判所は2018年11月、コンウェイさんの訴えを棄却し、判決が確定した。
ワールドウォッチ
英国では安楽死を自殺ほう助に当たるとして認めていない。コンウェイさんは、安楽死の例外規定がなく全て違法とする英国の自殺法について「尊厳ある死を選ぶ権利を否定し、欧州人権条約に反する」と主張。安楽死を自殺法の例外として認めるよう求めていた。これまでに2度の下級審で棄却され、高裁に上告していた。しかし高裁は判決で「個人の権利と、自らの…
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週刊エコノミスト
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