経済・企業平成経済30年史

金融危機と再編 「銀行は破綻しない」時代の終焉 変わらぬ「質より量」の旧来体質=長田健

主な金融機関の破綻・再編の経緯
主な金融機関の破綻・再編の経緯

詳しくはこちら

 明治維新以降の日本金融史の中で、平成は「大きな政府がコントロールしていた日本型間接金融が崩壊した30年」と位置づけられることになるだろう。

 明治維新から日中開戦まで、日本は株式などを通じた直接金融中心だったと言われている。その後、戦争、そして戦後復興のために、政府はさまざまな法令や規制を駆使し、直接金融を通じた資金の流れを、政府が管理しやすい銀行を中心とする間接金融の流れへと作り替えた。これは日本の高度経済成長をもたらした。しかし、大きな政府が市場経済の力にあらがえるわけもなく、1970年代の石油危機を機に砂上の楼閣はほころび、バブル崩壊によって崩れ始めた。

残り3391文字(全文3681文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月7日号

賃上げサバイバル16 大企業中心の賃上げブーム 中小の7割は「予定なし」 ■村田 晋一郎19 インタビュー 後藤茂之 経済再生担当大臣 賃上げは生産性向上と一体 非正規雇用の正社員化を支援20 「賃上げ」の真実 正社員中心主義脱却へ ■水町 勇一郎22 賃上げの処方箋 「物価・賃金は上がるもの」へ意 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事