【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

経済・企業ワシントンDC

貧困層の締め出しにも キャッシュレス巡る議論=井上祐介

 キャッシュレスは米国でも急速に進んでいる。その決済の中心はクレジットカードで、 少額の支払いでもちゅうちょなく使用する。飲食店を中心に現金での支払いを受け付けない店舗も徐々に増えている。特に、混雑する昼食時間帯には、正確で、速く、食べ物を入手できるこうした店に足が向かいやすい。事業者側にとっても人件費の削減をはじめ、不正や盗難が発生するリスクの軽減、顧客データの収集・分析、収支計算の簡素化、衛生面の改善などメリットが多い。脱税がしにくい点では行政からも歓迎されるとみられ、現金使用の減少は各方面にとってプラスに働くように思える。

 2018年12月に発表のピュー・リサーチ・センターの調査によると、米国人の29%は日常の購買で現金を全く使用しないと回答し、この割合は3年前に比べて5ポイント増加している。しかし、キャッシュレスの進展は必ずしも平等に広がっているわけではない。例えば、年間所得が7万5000ドル(約825万円) 以上の世帯では約4割が現金を使用しないのに対し、3万ドル(約330万円)未満の世帯では2割以下にとどまっ…

残り1016文字(全文1483文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月13日号

論争で学ぶ 景気・物価・ドル円14 バブルは別の顔でやって来る ■熊野 英生17 鳴らないアラート 「経済の体温計」を壊した罪と罰 ■中空 麻奈18 対論1 米国経済 景気後退入りの可能性高い ■宮嶋 貴之19  景気後退入りの可能性は低い ■高橋 尚太郎20 対論2 日銀 23年後半から24年前半 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事