マーケット・金融グローバルマネー

FRB政策転換でバブル崩壊の引き金を避けた

    大統領のけん制をかわしたFRBも、市場の圧力には勝てず(Bloomberg)
    大統領のけん制をかわしたFRBも、市場の圧力には勝てず(Bloomberg)

     トランプ米大統領の再三にわたる批判や圧力にも屈せず、昨年12月に9回目の利上げを断行した米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も、さすがに市場の圧力には勝てなかった。12月の利上げ以降、米国株式市場が一段と不安定になったことを受けて、パウエル議長はその後の講演や、前任FRB議長との討論会において、「柔軟な姿勢」「政策を大きく修正する余地」を示すなど、予想外の「ハト派」への転換を見せて市場を安心させた。

     伏線はあった。FRBはこれまで資産価格が高いと指摘し、暗にバブルの膨らみを警戒していた。しかも、企業が社債を発行してまで大規模な自社株買いを進め、株価を実勢以上につり上げていると見ていた。

    残り820文字(全文1121文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月3日号

    コロナ株高の崩壊14 金利上昇で沈むハイテク株 11月にダウ5000ドル暴落も ■神崎 修一17 リスク1 米バブル 下落局面への転換点 ■菊池 真19 リスク2 GAFA 米IT潰し ソフトバンクも試練 ■荒武 秀至20 米大統領選 勝敗予想 バイデンの「雪崩的勝利」も ■中岡 望23 失業率が示 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット