民主主義の根幹である議会はいかに発展したか=本村凌二
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議会と訳される言葉だが、世界各地に目をやると、いろいろな名称がある。イギリスとその元植民地の国々ではパーラメント(Parliament)、ドイツの議会や日本の国会はダイエット(Diet)、アメリカの議会はコングレス(Congress)、フランスの国民議会はアセンブリ(Assembly)という具合である。
このような民主主義の根幹をなす議会がどのようにして成立し、発展し広がってきたのか、その歴史をおさらいするのが青木康『議会を歴史する』(清水書院、1000円)である。2022年から高校の必修科目として「歴史総合」が始まるのに合わせて、基本に立ち返って歴史の意味を考えるシリーズの一冊。
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