新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 歴史書の棚

民主主義の根幹である議会はいかに発展したか=本村凌二

 議会と訳される言葉だが、世界各地に目をやると、いろいろな名称がある。イギリスとその元植民地の国々ではパーラメント(Parliament)、ドイツの議会や日本の国会はダイエット(Diet)、アメリカの議会はコングレス(Congress)、フランスの国民議会はアセンブリ(Assembly)という具合である。

 このような民主主義の根幹をなす議会がどのようにして成立し、発展し広がってきたのか、その歴史をおさらいするのが青木康『議会を歴史する』(清水書院、1000円)である。2022年から高校の必修科目として「歴史総合」が始まるのに合わせて、基本に立ち返って歴史の意味を考えるシリーズの一冊。

残り609文字(全文904文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事