トランプ政権の“規制”でも活発化するロビー活動=中園明彦
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裏工作、癒着、腐敗、賄賂──。ロビイストへの一般国民のイメージは日本だけでなく、彼らが活躍する米国でもネガティブである。実際、ロビイストを夫に持つ知人も、夫の仕事を問われる時には“コンサルタント”と答えるのだそうだ。
ロビイストの語源は、グラント大統領(1869~77)時代に、ホワイトハウスの近くにあるホテルのロビーに、大統領やその側近に接触を求めさまざまな人が集まっていたことにある、と言われている。
ネガティブなイメージがつきまとう理由は、ロビー活動には巨額のマネーが動き、実際さまざまな政策や法律が影響を受けていることだ。政府関係者が退職後にロビイストに転じて、その後また政権に戻ることもままあり、「回転ドア」の構図として問題視されている。これらの課題に対処するため、ロビー活動には法令での規制や取り決めがある。登録すると四半期ごとに活動や費用を盛り込んだ報告書提出が求められ、違反には罰金が科さ…
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週刊エコノミスト
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