インド 慣例破る“選挙向け”予算案に野党猛反発=成田範道
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インド政府が2月1日に発表した2019年度(19年4月~20年3月)の国家予算案に野党が猛反発している。今年5月ごろに行われる下院選に向け、農民や労働者の票を集めるための“バラマキ予算”との批判が相次いでいるのだ。
予算案には保有する可耕地2ヘクタール(2万平方メートル)以下の農民への年6000ルピー(約9200円)の現金支給、個人所得税の課税最低限の実質引き上げなど、農民、低中所得労働者、年金・金利生活者など幅広い層に経済的恩恵を付与する大規模な政策が盛り込まれた。そのた…
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週刊エコノミスト
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