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教養・歴史 アートな時間

映画 ねことじいちゃん 動物写真家、岩合光昭氏が初監督=野島孝一

2018「ねことじいちゃん」製作委員会
2018「ねことじいちゃん」製作委員会

猫と島民との心温まる交流を描く

 空前の猫ブームだと言われる。犬よりも猫の飼育数が上回ったという。犬に比べ猫の方が散歩させなくてすむので、高齢者などには飼いやすいとか、いろいろ言われている。猫はなかなか飼い主の言うことを聞いてくれないが、そこがいいという人も多い。ただ猫の姿を見ているだけでいいという人たちは、写真集を買う。その代表格が動物写真家の岩合光昭氏によるものだ。

 その岩合氏が映画初監督に挑んだ。「ねことじいちゃん」の原作は、ねこまきによる同題の漫画だ。売れに売れて35万部のベストセラーになった。島で暮らすおじいさんと猫ののんびりした交流は、現代人に安らぎをもたらす。実写映画化の監督が岩合氏に持ち込まれた。

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