N.Y. 民主党内で影響力拡大 社会主義者「コルテス」=橋本孝
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2018年の米中間選挙で、下院のニューヨーク市クイーンズ・ブロンクス選挙区で当選した29歳の民主党の新人議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス氏が多くの話題を振りまいている。
自ら社会主義者と名乗り、10年後に温室効果ガスを一切排出しない再生可能エネルギーへ転換する「グリーンニューディール政策」は当初、党内でほとんど支持されなかった。しかしコルテス氏の注目が高まるにつれ、今や党所属の上下両院議員69人が支持している。
また同市クイーンズ区へのアマゾン第2本社設置構想では、2万5000人の雇用創出に引かれたクオモ・ニューヨーク州知事やデブラシオ市長が総額30億ドル(約3000億円)の助成金や税の減免を掲げて誘致活動を展開し、同社も18年11月にいったんは設置を決めた。しかし今年2月になって進出を断念。主な要因は優遇措置に反発した州議員やコルテス氏らの反対運動と見られている。民主の大物党員でもあるクオモ、デブラシ…
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週刊エコノミスト
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