週刊エコノミスト Online デジタル化時代になくなる銀行、残る銀行
デジタル人材獲得に本腰 余剰人員の削減が必須=高橋克英/4
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銀行がデジタル人材の確保を急いでいる。システム企画開発はもちろん、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、サイバーセキュリティー関連など求められる人材は幅広い。
メガバンクはこの動きが顕著だ。三井住友銀行は2019年4月入社の新卒採用で、総合職にプログラミングやAIに詳しい人材を対象にした「デジタライゼーションコース」と、数学や統計の専門知識を持つ学生向けの「クオンツコース」を新設した。いずれも大学院修士課程の修了者が対象だ。みずほフィナンシャルグループも理系の新卒採用に力を入れ始めている。
三菱UFJ銀行は、AIなどを活用したビジネスの立ち上げなどを担う新卒を募集する一方、中途採用にも力を入れる。IT戦略の立案、推進、データサイエンス、デジタル・イノベーション、データ基盤構築といった職種で中途採用を継続的に行っている。
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