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染料価格の高騰続く 環境規制と寡占化で=岩下祐一

    昨年5月に操業停止に追い込まれた染料大手・吉華の塩城工場(筆者撮影)
    昨年5月に操業停止に追い込まれた染料大手・吉華の塩城工場(筆者撮影)

     中国での染料の高騰は、今年も世界の繊維産業にとって大きな懸念材料になりそうだ。足元では需要が旺盛で在庫がタイトになり、値上げ圧力が強まっている。環境規制と、市場の寡占化という構造的な問題が背景にあるため、今後も価格の高止まりが続くと見られる。

     中国の染工場にとって3、4月は繁忙期に当たるが、今年は例年以上に忙しい。「呉江地区(江蘇省)や河北、福建省の染工場が好調だ。生機(きばた)(染色前の布)が続々と運び込まれている」と染色加工専門メディア「印染学習・交流」の柴群立代表は話す。一方、中国で染工場が最も集まる紹興市(浙江省)は業績不調で、リストラが始まっているという。

     産地によってまだら模様ではあるが、一部の染工場の好調により、昨年から高騰のため仕入れを控えてきた卸商の染料の在庫が逼迫(ひっぱく)しつつある。

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