教養・歴史

ミャンマー 「長寿国日本に学べ」 介護職人材に期待=齋藤真美

セミナーで質問するミャンマー人の日本語教師=ヤンゴン(筆者撮影)
セミナーで質問するミャンマー人の日本語教師=ヤンゴン(筆者撮影)

 ミャンマーでは、日本語を学び日本で働きたいと願う若者が急増している。2018年の日本語能力試験の申込者数は3万7000人で、民政移管した11年の約20倍。留学生の増加や日本企業の進出に加え、日本政府が入国管理法を改正し、外国人労働者の受け入れ拡大方針を打ち出したこと、治安の良さや日本の各種技術修得への意欲の強さなどが要因だ。

 日本語学校も200校以上に上る。しかし、教材が整わない環境下、「中級者以下の能力の教師が初心者を教えている」(業界関係者)例もあり、生徒の語学力に大きな差が出かねないのが課題だ。事態打開に向け国際交流基金は昨年、地元大学と共同で日本語教師向けの講座を開講。現地の日系人材派遣会社も日本から専門家を招き、日本の生活習慣や知識を加えた授業に関するセミナーを実施した。

残り204文字(全文550文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事